「うどん発電」が香川県で現実に 「うどん県の徹底したうどん思考に脱帽」

うどんの消費量が全国一の香川県。「うどん県」としても知られているが、高松市の産業機械メーカー「ちよだ製作所」では、廃棄されたうどんを使って発電しエネルギーとして再利用するプロジェクトが進んでいる。今月末から四国電力に売電を始めるという。
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うどんの消費量が全国一の香川県。「うどん県」としても知られているが、高松市の産業機械メーカー「ちよだ製作所」では、廃棄されたうどんを使って発電しエネルギーとして再利用するプロジェクトが進んでいる。今月末から四国電力に売電を始めるという。朝日新聞デジタルが報じた。

同社は、製造過程で出るめんの切れ端や落下した廃棄うどんを原料にバイオエタノールの生産をすでに進めている。だが生産後も残りかすが出ることから、残りかすを37度で保温してメタンガスを発生させる発酵槽と、ガスを燃やしてタービンを回す発電機などを備えたプラントを今春に新設した。1日3トンの麺を処理して年間最大18万キロワット時を発電し、年間約700万円の売電収入を見込むという。今月19日に売電用のメーターを取り付ける予定だ。

(朝日新聞デジタル「うどん発電、うどん県で始めます 香川・高松、廃棄麺で」より 2013/12/15 15:42)

うどん発電は、香川県内では年間1千トン規模の廃棄麺があることを知った、同社の池津英二社長(74)が発案した。うどんから作った燃料でうどんをゆでるため「うどんまるごと循環プロジェクト」と名付けている。SHIKOKU NEWSによると、同社ではうどん発電事業をモデルケースに発電プラントの受注生産も計画しているという。

同社では、うどん発電事業をモデルケースに、発電プラントの受注生産も計画。年内の受注を目指している。

同社は「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度によって、事業としての採算が見込めるようになった。発電プラントも食品メーカーや畜産業者の需要が期待できる」としている。

(SHIKOKU NEWS『「うどん発電」開始へ/廃棄麺のメタンガス利用』より 2013/07/31 09:31)

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