大泉洋「お金をちょうだい」 安田顕「再放送をやめてくれ」 HTBにボヤキ連発

「ハナタレナックス EX」制作会見に、チームナックスがそろって登場。
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「チームナックス」(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)2018年1月20日=東京・新宿区
北海道テレビ放送

演劇ユニット「チームナックス」(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)が出演するHTB(北海道テレビ放送)の人気番組「ハナタレナックス」の特番「ハナタレナックスEX チームナックスとゆく北海道美食めぐりの旅 in 小樽」が2月4日、テレビ朝日系列で全国放送される。

1月20日、都内で制作発表の記者会見が開かれ、チームナックスの5人が登壇した。

公演を2月に控える5人。この日は稽古の合間に会見が開かれたようだ。大泉洋が開口一番「申し訳ございません、ほんとに...。(僕らも)すごく迷惑だと思ってるんです...」「できれば稽古したいんです。ダメですか?」と、HTBへのぼやきを見せた。

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Kei Yoshikawa/HuffPost Japan

今回の特番はHTB開局50周年の記念番組でもある。ハフポスト日本版は質疑応答で「この機会に、HTBに言っておきたいこと」を質問。5人はそれぞれ、HTBへの感謝と不満を語った。

森崎:私は、ここまで育てて頂いたことに本当に感謝。僕たちはHTBとともに育ってきたという思いがある。私からは100%の感謝をHTBに伝えます。...みなさんはどうですか?(笑)

安田:本当に心から感謝をしているんですけど、「番販(編注:他局に番組を販売すること)」ならびに再放送をやめていただきたい。

(報道陣、爆笑)

安田:何年たってもずーっと「牛乳をリバースしている」と言われる。もしもですよ、私が今死んだとしたら、「牛乳リバースの安田」と言われるのではないかとヒヤヒヤしている。とにかく番販ならびに再放送をやめていただきたい。

(※「牛乳リバース」とは同局のバラエティ番組「水曜どうでしょう 対決列島~甘いもの国盗り物語~」で、安田が見せた"伝説"と謳われるワンシーン)

戸次:右に同じでございます。ひどいものでして...。MXテレビさんなんて日本で最速で「おにぎりあたためますか」を放送しちゃう。そこで存分に素の僕が出ていて、俳優をやる上で障害になる。その後、他局の「1×8いこうよ」(大泉が出演するバラエティ)を連続でオンエアする。安田と同じで番販だけはしないでいただきたい。

安田:俺なんか、(TBSの)「日曜劇場」に出てる裏で牛乳吐いてるんだから。困るんですよ(笑)。

(報道陣、爆笑)

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「身を削っている」「お金をちょうだい」「新社屋は誰が建てたと思ってるんだ」と訴える大泉洋
Kei Yoshikawa/HuffPost Japan

大泉:私は番販をやめろだとか、再放送するなとは思いません。ただね、ちゃんとお金がほしい。私だってね、大河ドラマに出てですよ、堅い人間をやりました。けど私は(「水曜どうでしょう」のロケ中に)ジャングルでウンコをしてるんですよ

(報道陣、爆笑)

大泉:聞けばね、番販というのはものすごく安いらしいね? 私たちに関する番組をね、安く売るんじゃないと。高額で売りなさいと。そしてね、ちゃんと私にね、お金を出しなさいと。もうね、冗談みたいなお金をよこすなと。

(報道陣、爆笑)

大泉:テレビでね、やれゲロを吐き、ウンチをし、牛乳を吐いて、身を削ってやってるんですよ。それをね? 安い値段でホイホイと売り飛ばしてですよ。それでね、「子どもじゃないんだ!」というお金をよこし。それでですよ? このテレビ局は新社屋を建て、何年か前には「DVDが100万本売れました!ありがとうございます!」ってくれたのが、飴だった。記念品に飴作りましたって。「お金をちょうだい!」と。

(報道陣、爆笑)

大泉:番販をしてもいい。再放送もいいけども、安く売るんじゃないと。本当に放送したいという気概がある放送局に対して、高額で売りなさい。私はそう言いたいね!あまりにも軽々しく見られすぎている。

安田:活字になったら、あなた一つもプラスにならないよ。

(報道陣、爆笑)

戸次:見出しは「お金をください」「高額で売れ」でしょ。

(報道陣、爆笑)

大泉:なんだよ、ったく。なんにもいいことねぇよ、この局に出ても...。

石沢綾子アナウンサー:ナックスの皆さんに足を向けて寝られないなあと...。

大泉:ほんとだよ!? あの新社屋、誰が建てたと思ってるんだ。

石沢アナ:ナックスのみなさんです。

大泉:そうだろう?...ナックスじゃないんだよ、俺なんだよ!

(報道陣、爆笑)

安田:どうぞ書いてください。

大泉:(笑)って、いっぱい書くんですよ。

音尾:僕、もう何一つ文句はありません。番販もしてください。ぜんぜん、ギャラはこんなもんでいいです。文句のない僕と森崎さんだけの番組作ってください、よろしくお願いします(笑)

会見終了後、チーム・ナックスの5人は囲み取材にも対応。

ソロでも俳優、バラエティと多忙を極める中「解散はないですよね...?」と聞いたところ、安田は「お客さんが求めてくださる限り義務みたいなもの。解散はありません」。森崎も「僕たちは一番最初に解散している。出だしが解散だったので(笑)」と語った。

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「ハナタレナックスEX チームナックスとゆく北海道美食めぐりの旅 in 小樽」
北海道テレビ放送

HTBが制作・放送する北海道のローカル番組で、チームナックスの5人が揃って出演する唯一の番組。

ドラマなどでは見られない、学生時代からのつながりを感じさせる5人の掛け合いなどで人気だ。2015年からは不定期で特番「ハナタレナックスEX」を全国放送している。

全国放送の第4弾となる今回は、5人が知られざる小樽の観光・美食スポットを紹介。ガラス細工の体験やご当地グルメを伝える。「水曜どうでしょう」の嬉野雅道ディレクターも、"いぶし銀"の声で番組ナレーションを務める。

番組の見どころについて、森崎は「札幌在住だけど、小樽から足が遠のいていた。メンバーとは学生時代に一度行ったかな。40を過ぎたおじさん5人の乙女な部分が、ふんだんに出ている」。音尾は「改めて小樽に行ったら、新しいアトラクションがあった。進化しているなと感じた」と、見どころを語った。

一方で、戸次は「1回目(の全国放送)から口酸っぱく言っているが、我々は誰もやりたいと思っていない。恥ずかしいんですよ、ハナタレに出ている我々を見られるのが」。安田からは「見どころはない」など、ネガティブな発言も飛び出した。

これに対し、大泉は「役者をやる上で、見てほしいと思う番組ではないですけど、少ないスタッフで一生懸命に作っている。スタッフの苦労の甲斐を見てほしいなという思いはありますけども...。見てほしくないなというのもあります。どうぞお好きに...」と述べた。

その上で大泉は「録画はしなくてもいいね。テレビを付けて出かけてもらうのが一番嬉しい。視聴率的に」と、冗談交じりに番組への思いを語った。