蒼井優「学校辛い方、新生活どうしようって方、映画界に来てください」 アカデミー賞スピーチ(全文)

「ほんとに、映画界ってよくないですか?」
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蒼井優さん(2017年10月30日撮影)
Getty Images

蒼井優が映画『彼女がその名を知らない鳥たち』(白石和彌監督)で、第41回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞した。3月2日の授賞式。ブロンズを受け取りマイクの前に立った蒼井は、司会から「一言」と促され、深くうなずいた。

そして、涙をこらえながら、語り始めた。

《ありがとうございます。

あははは...。なんでしょう。びっくりしてます。あの...ホントに。あー。

この映画を撮ってるときに、私ホントに映画の現場に入れてよかったなって、映画界に入れてよかったなって、思ったんです。

あの...。なのに、こんな、大きな、賞を、いただいてしまって。あの、恐縮、してます。》

蒼井は、言葉をひとつひとつ、ゆっくりと紡ぎ出した。

そして、辛さや不安を抱えながら生きる若者たちに向けて、真剣なまなざしで、こんなメッセージを送った。

《あの...。これから、新学期始まりますけど...。

もし、学校が辛い、方とか、もう、新しい生活どうしようって思っている方がいたら、ぜひ映画界に来ていただきたいなと思います。》

会場はざわついた。しかし、蒼井は満面の笑みでこう続けた。

《ほんとに、映画界ってよくないですか?

わたしホントに好きなんです。

みんなで一緒に映画を盛り上げていって......いけたらなと思います。》

そして、握った拳を軽く上げながら、こう謝辞を述べた。

《本当に白石監督、ありがとうございました。

みなさんありがとうございました。すいません。》

ネット上には、蒼井の言葉に心を動かされた人たちが続出。「居場所をひとつ増やしてくれる感じで本当に素敵だった」「蒼井優ちゃんの言葉が今めっちゃドスンと来た。ホンマに行きたいわ映画界に。」といったツイートをしていた。