リアーナがNYの街に飛び出してアジア系へのヘイトクライムに抗議「憎しみをやめろ!」

歌手のリアーナさんが、NYで開かれたデモに参加。アジア系のコミュニティとともに、急増するヘイトクライムに反対している
リアーナさん(2020年10月1日)
リアーナさん(2020年10月1日)
Kevin Mazur via Getty Images for Savage X Fenty

アジア系への憎しみをやめろ――歌手のリアーナさんがニューヨークの街に飛び出し、アジア系へのヘイトや差別反対を訴えた。

アメリカでは新型コロナウイルスの拡大とともに、アジア系の人たちへのヘイトクライムが急増していて、これまでにBTSサンドラ・オーなど多くのセレブもヘイトクライムへの抗議を表明している。

リアーナさんが参加したのは、ニューヨーク市で4月4日に開かれた抗議デモだ。

リアーナさんのアシスタントのティナ・トゥロンさんが、リアーナさんがサインを作る写真や抗議活動に参加する動画を、InstagramやInstagramストーリーに投稿した。

手作りサインの片面には、「ストップ・アジアン・ヘイト(アジア系への憎しみをやめろ)」、反対側に「ヘイト=人種差別は神への反逆」と書かれている。

トゥロンさんは他にも、リアーナさんが抗議活動に参加した動画と画像を投稿している。

グレーのパーカーにレザージャケット、ベースボールキャップとサングラスとマスクをしたリアーナさんを、本人だと認識した人はほとんどいなかったようだ。

リアーナさんにInstagramのユーザーネームを聞いた仲間の抗議活動参加者が「これがあなたですか?」と驚く様子も投稿されている。

この抗議活動の数週間前の3月16日、ジョージア州アトランタのマッサージ店で銃撃事件が発生し、8人が死亡している。そのうち6人がアジア系の女性だった。

他にも各地でアジア系の人を狙ったヘイトクライムが多発しており、カリフォルニア州立大学の調査によると、この1年でアメリカの大都市でのアジア系アメリカ人へのヘイトクライムは150%も増えた

マッサージ店銃撃の後にも、リアーナさんはInstagramで抗議活動の写真を投稿し、「昨日アトランタで起きたとても残虐で悲劇的な出来事は、決して他と関係ない事件ではありません」と訴えている。

そして「アジア系コミュニティのことを考えると、胸が張り裂けそうです。私の心は昨日亡くなった方の愛する人たちとともににあります。憎しみを止めなければいけない。#ProtectAAPILives(AAPIの人たちの命を守れ)」と、力強いコメントでヘイトクライムに反対した。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました(翻訳:Satoko Y )。

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