「ショクダイオオコンニャク」とは? 世界最大級の「お化け花」が都内で開花

開花時には悪臭を放つことでも知られ、今回も「スルメイカのような臭い」があったという。

東京都調布市の神代植物公園で、世界最大級の花を咲かせることで知られる「ショクダイオオコンニャク」が6月24日夜に開花した。開花時には悪臭を放つことでも知られていて、今回も「スルメイカのような生臭いにおい」が漂ったという。

神代植物公園のTwitterによると、開花した24日夜の計測時には高さ249センチ、最大幅108センチとなり、臭気が漂ったという。

ショクダイオオコンニャクは、インドネシア・スマトラ島原産のサトイモ科コンニャク属の植物。開花時に強烈な悪臭を放つことやその大きさから「死体花」「お化け花」と呼ばれることもあるという。

開花した株は2007年に小石川植物園から譲り受けたもの。2〜4年に一度、開花していて、2019年以来4度目の開花となる。

花は開花してから数日しか持たないといい、25日午前時点で少しずつ閉じ始め、臭いも薄くなっているという。

広報普及担当の職員は「国内では20例しか開花した事例がなく、あまり見ることができない貴重なもの」と話す。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入園には事前に整理券を申し込むことが必要。Twitterでも引き続き開花状況を発信していくという。

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