ヴァージル・アブロー氏が41歳で死去。ローラやヒカキンが追悼、突然の訃報に悲しみ広がる

「ルイ・ヴィトン」初の黒人アーティスティック・ディレクターとして活躍していたヴァージル・アブロー氏が、がんのため亡くなりました。
2021年7月撮影 ヴァージル・アブロー氏
2021年7月撮影 ヴァージル・アブロー氏
Edward Berthelot via Getty Images

アメリカのファッションデザイナー、ヴァージル・アブロー氏が11月28日、がんで他界した。41歳だった。ストリートファッションを牽引した世界的なデザイナーの一人で、突然の訃報に悲しみが広がっている。

アブロー氏は自身のブランド「Off White c/o Virgil Abloh」の創業者であり、「ルイ・ヴィトン」初の黒人アーティスティック・ディレクターとして、メンズコレクションを統率していた。

アブロー氏の公式インスタグラムによると、彼は2019年に心臓血管肉腫という希少ながんと診断され、ここ数年密かに闘病を続けてきたという。

ルイ・ヴィトンを有するLVMHグループはSNSで彼の他界を発表し、CEOのバーナード・アーノルト氏は「ヴァージルは天才的デザイナーだっただけでなく、はっきりとしたビジョン、美しい魂、そして素晴らしい英知の持ち主でした」と彼を称した。

彼の活躍はファッションだけにとどまらず、IKEAの家具やEvianのガラス製ウォーターボトルのデザインも手がけた。2018年には米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」の1人にも選出されている。

アブロー氏はジャスティン・ビーバーの結婚式で、妻ヘイリーのウェディングドレスをデザインしており、ヘイリーをはじめ、多くのデザイナーやモデルから愛された。ブルーノ・マーズやBTSなどの有名アーティスト、日本からもローラやヒカキンなど、たくさんの著名人から追悼や感謝の声が寄せられている。

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