Break the Silence

「個々の大学はハラスメント問題に適切に対処していない可能性が高いにもかかわらず、大学の管轄組織である文科省の対策は極めて手薄」(署名を提出した学生)
685人が答えた映画界の労働実態調査。加害者は、監督、プロデューサー、先輩・同僚のスタッフなどで、地位や関係性を利用した行為も多くみられる。
主演を務めたふたりは、同意なくヌードを撮影されたことは性的虐待や詐欺にあたると訴えている
変わりゆくアカデミー賞から、告発に口封じをする「スラップ訴訟」まで。アメリカとの比較から日本の課題を知る。
ドラマ『エルピス』で長澤まさみさん演じる浅川恵那が凛とした態度で言い放った言葉。「その通り」「名言だった」と反響が広がっている。
映画業界の性暴力やハラスメントの問題を受け、日本シナリオ作家協会が声明を発表。「勉強させてやった」などの理由で、立場の弱い脚本家が執筆者として扱われず、本来なら得られるべき対価や権利を奪われることがあるという。
マタイ効果とは、条件に恵まれた者は優れた業績を挙げることでさらに条件に恵まれるという現象をいう。映画作りを学ぶ教育の場においても、常勤教員は男性が100%を占める学校が多数ある。
性暴力やハラスメント、過酷な労働環境などの映画業界の人権問題。制作現場で働く人たちの声をもとに、業界に求められることについて考える。【2022年 上半期回顧】
数々の証言から、泣き寝入りを強いられてきた実態が浮かび上がっている。業界を牽引する東宝、東映、松竹、KADOKAWAの4社は、どう受け止め、対策を講じているのか。【2022年 上半期回顧】
監督というポジションについては、「自身の地位が内包する権力を強く自覚し、同時に健全な環境作りのためのリーダーシップをとる必要がある」と指摘した。