台風12号直撃、隅田川花火大会の延期の可能性は90%(7月26日11時時点)

初めて中止になったのは2013年。

7月28日(土)は都内有数の花火大会、隅田川花火大会が予定されています。今年は台風12号が接近しているため、その開催が非常に心配です。

2013年の当日の天気解説図

「両国の川開き」として行われていた花火大会が交通事情の悪化等で実施できなくなり、1978年に「隅田川花火大会」と名を改めて復活。現在に至っています。

その歴史で初めて中止なったのが2013年。厳密には打ち上げは始まったのですが、激しい雷雨となり、開始30分後に中止となりました。

26日(木)9時の予報では、台風12号は28日(土)の夕方から夜に関東に最も近づくと見られ、花火大会のタイミングに重なりそうです。

台風が予報円の中心を通った場合、会場周辺では平均で15m/s、瞬間的には20m/s以上の強い風が吹き、10m/s以上が6時間以上続く予想です。

「東京都における煙火の消費に関する基準」では天候による中止の要件として、「地上風速7m以上の強風が10分以上継続して吹いている場合」とされています。

このことから、26日(木)11時時点で2018年の隅田川花火大会は80〜90%の確率で延期になると見ています。

隅田川花火大会の開催可否は荒天が見込まれる場合、28日(土)の午前8時(午前8時で判断がつかない場合は午前10時)に決定され、29日(日)に順延。29日も実施できない場合は中止となります。最新情報は、隅田川花火大会の公式TwitterやHPで発表されます。

また、それ以外の週末のイベントも台風の影響次第では、中止や順延などの可能性が出てきますので、予め決定タイミングなどを確認しておくと良さそうです。

ウェザーニュースでは全国の花火大会を毎日更新。当日には開催可否をサイト上でお伝えします。

■隅田川花火大会

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