菅義偉首相が「エッグスンシングス 原宿店」でオフレコ懇談会。欠席した新聞社が意見表明

日本学術会議の新会員に6人を任命しなかった問題をめぐり、朝日新聞は「記者会見などできちんと説明して」。東京新聞は「会食ではなく会見を」と訴えています。
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エッグスンシングスのパンケーキ(原宿店の物ではありません)
Huffpost Japan

菅義偉首相が10月3日朝、パンケーキで有名な都内のレストラン「Eggs ’n Things(エッグスンシングス)原宿店」で、報道各社の首相番記者と懇談した。時事ドットコムの首相動静によると、菅首相は午前7時24分から9時6分まで、約1時間半にわたって滞在したという。

 

■欠席した新聞社が意見表明

ハフポストの取材によると、この懇談会は内閣記者会に所属するマスコミ各社の記者が参加して、内容を報じない「オフレコ」で開催された。

朝日新聞社は、欠席したことを同日朝に記事で発表。日本学術会議の新会員に6人を任命しなかった問題をめぐり「首相側に懇談ではなく記者会見などできちんと説明してほしいと求めています。首相側の対応が十分ではないと判断しました」と説明している。

関係者によると朝日新聞以外にも、少なくとも東京新聞と京都新聞の2媒体が欠席したとみられる。

【UPDATE】

東京新聞も同日、「会食ではなく会見を」という記事を掲載して、欠席したことを明らかにした。首相が懇談ではなく記者会見を開き「日本学術会議の会員任命拒否など内外の問題について、国民に十分説明することが必要」という立場から欠席したという。(2020/10/3 18:20)

 

■エッグスンシングスとは?

エッグスンシングスは1974年にハワイで誕生したカジュアルレストラン。ボリューム感のあるパンケーキやオムレツ、エッグスベネディクトなどが人気。中でも原宿店は、若者を中心に長蛇の列ができることで有名だ。

日本法人の代表取締役は、前参院議員でタリーズコーヒージャパンの創業者の松田公太氏が務めている

菅首相はパンケーキが好きなことで知られているが、エッグスンシングスでは9月24日から10月15日まで、期間限定メニューの「濃厚スイートポテトパンケーキ」が販売されている。