「水害にあったらまず行うこと」被災地支援団体がイラストで紹介

被害写真の撮影、罹災証明書の申請、片付け時の注意点がわかりやすくまとまっています。

静岡県熱海市で土石流が発生するなど、各地で大雨による被害が出ている。

避難が済み、命の安全が確保できた後は、片付けや修理などが必要になる。水害にあったら、どんなことから対処すれば良いのか。一般社団法人FUKKO DESIGNが作成した「コロナ禍でもすぐできる!防災アクションガイド」が、イラストとともに対処法をわかりやすくまとめている。

ガイドでは、風水害が起きた後の住まいと生活の再建をテーマに、「水害にあったらまず行うこと」を4つの段階に分けて紹介している。

■被害状況を撮影し、片付けの内容を確認

水害にあった場合、行政などから様々な支援を受けられる。支援や保険をスムーズに進めるため、被害状況を記録しておくことを呼びかけている。ガイドでは、その具体的な記録方法をイラストでまとめている。

コロナ禍でもすぐできる!生活と住まいの再建
コロナ禍でもすぐできる!生活と住まいの再建
FUKKO DESIGN

■罹災証明書の申請方法は

支援を受ける第一歩となるのが、被害の程度を証明する罹災証明書の申請だ。被害認定の目安や申請のポイント、注意点を紹介している。

コロナ禍でもすぐできる!生活と住まいの再建
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FUKKO DESIGN

■家の片付けの注意点は

水害時の片付けでは、けがや病気のリスクもあるとして、具体的な服装や片付け前の点検ポイントを列挙。熱中症や細菌などによる感染症への注意も呼びかけている。

コロナ禍でもすぐできる!生活と住まいの再建
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FUKKO DESIGN

■ぬれてしまった家財道具や掃除のポイント

家財道具がぬれてしまった場合、乾かして再利用できるもの、できないもののポイントを紹介。また、土砂をかき出す方法もまとめている。ただ、泥出しや天井や壁の除去の作業は危険を伴う可能性もあり、「自分にできないと思ったら工務店や災害ボランティアセンターに連絡しましょう」と呼びかけている。

FUKKO DESIGN
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コロナ禍でもすぐできる!生活と住まいの再建

ガイドの制作に協力した気象研究者の荒木健太郎さんはTwitterで「水害被災地の方に届きますように」として、ガイドを紹介している。

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